【コラム】スポーツ選手のストレスとケガ

第32回 日本人の栄養状態は、危機的! 慢性的・致命的ミネラル欠乏状況!!

吉備国際大学社会科学部 学部長・教授
公益財団法人日本健康スポーツ連盟認定プロフェショナルトレーナー
一般社団法人日本メディセル療法協会理事・学術委員長

竹内 研

日本人は、病気が増え続け! だから医療費が増え続け!
平均寿命は延びてるけど、体調の悪い人、問題を抱えている人だらけ。
心の健康も酷くなる一方。認知症も増える一方。もちろん、癌も。

何故?

これだけ衛生状況が良くて、病院もお医者さんもたくさんなのに。
健康法も溢れかえってるし、健康食品も氾濫しているのに。

その答えは、幾つかの致命的な欠陥があることに、気づいていないから。

その一つが、ミネラル。
ミネラルとは、ナトリウムやカルシウムやカリウムや塩素やマグネシウムや亜鉛や・・・・・。
ほんの少しの量なんだけど、これが足りているかいないかで、体も心も大違い。
ミネラルの不足は、あらゆる病気の原因となる。あらゆる、ですよ!
病気だけじゃなくて、体と心の不調の原因。
科学的にはっきりと言われているのですよ!

じゃあ何故、ほとんどの日本人が、ミネラルの摂取に問題があるの?
その答えは、どんな食事を摂っても、ダメだから!

それはどうして?
その答えは、日本の土壌が弱り切っている! そこで栽培された野菜や果物には、ミネラルが壊滅的に空っぽだから。

ちなみに、ミネラルは植物から取らなくてはダメなのです。
つまり、ミネラルが足りていないと、
他の栄養素をしっかり摂っていても・・・
運動習慣があっても・・・
ちゃんと睡眠を取っていても・・・
健康に良いことをしっかりとやっていても・・・
なのです。

ではミネラルってどうしてそんなに大切なの?
その答えです。
例えば、ミネラルがやっているのは、
PHの調節
浸透圧の調節
電解質の調節
とかとか。
これじゃさっぱり解らん!

ひとことで言うと、
人体の生きていくメカニズムが、正常に働くための機能を作動させるために、ミネラルが不可欠ということ。
だから、ミネラルが足りてないと起こりうる状態をいくつかあげると、
骨が丈夫に造れない(これはみんな知っている)。
筋肉の動きがとても悪くなる。スポーツの動きも悪くなる。
実は、内臓も筋肉なので、軒並みその働きや調子が悪くなります。
神経の働きが悪くなるので、脳の働きが悪くなる。記憶や学習や集中などが下がる。仕事のための脳の働きが鈍る。
ポジティブな感情や思考、やる気も下がる。ネガティブな感情がコントロールできなくなる。
・・・とか。
認知症にもなりやすくなる。
神経だから、自律神経の伝わり方が悪くなる。
当然、内臓の働きが以上になったり、悪くなる。血管の状態も劣化、血圧の調整も。心臓の働きに影響が出る。
女性の月経も。
ホルモンの出もうまくいかなくなる。
皮膚・お肌の問題が起きる。
もちろん、免疫の働きが落ちるのは言わずとも。
他にも様々。

それに加えて重要なのは、重金属(有害ミネラル)を体から排出するのは、ミネラルだってこと。
重金属つまり有害ミネラルは、私達の生活環境の中に満ち満ちています。
だから、私達は吸収しまくり。そして、私達の体に溜まってしまっています。健康が害されているんです。
これが溜まらないようにしたり、体外に捨てるためには、有害じゃないミネラルが必要なんです。

ミネラル摂らないとやばいでしょ!?
結論を言うと、日本人はサプリメントでミネラルを取るしかない!

しかし、ここで難問が。
ミネラルは約70種類が必要! つまりバランスが必要。
ということは、サプリメントで摂るしかないんだけど、植物性ミネラルじゃないとダメで、約70種類が一気に摂れる物じゃないとダメということ!

 

2022-03-17